「模写をしてみたけど上手くいかなかった…涙」
「線の模写はするけど、色をつけてやったことがない!」
というあなたに、
模写をするときのコツ、手順を実際に
私が模写をした時のメイキングを例に出して
解説したいと思います。
参考になればウレシイです♡
ちなみに模写とは…簡単に言えば、よく見て、真似て、写し取ることです。
模写をすることで、イラストやデッサンを描くコツ、技法を吸収することができます!
知らなきゃ損!確実に絵が上手くなる練習方法
↑この記事で模写をすることがどんなに大切かを解説しています!
メイキング
今回は鉄コン筋クリートの背景美術の模写をします。
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1.線画トレース
線画をトレースします。
今回の模写の目的が「形を取ること」ではなく「厚塗りすること」だからです。
まず、レイヤー>レイヤーの複製で
お手本の絵をコピーし、並べます。
お手本のコピーしたレイヤーとは別に
新しく線画のレイヤーをつくります。
見えるだけ、線をなぞり最終的にこうなりました。
お手本コピーのレイヤーは非表示になっています。
けっこう丁寧です。3時間くらいかかりました。
輪郭がはっきり見えてくるものをなぞった。

②電線など
電線などの全体レイヤーに重なってくる線をなぞった。

だいたい①>②>③の順番で描きました。
色塗り(全体感)
●下塗り●
線画のレイヤーとは別に塗りのレイヤーをつくります。
●クリッピングフォルダ化●
塗りレイヤー①②③④をそれぞれ、
クリッピングフォルダ化して塗っていきます。
親レイヤーの塗った色を部分だけに、
フォルダ内の子レイヤーも塗れるので、はみ出さない!
まず、①地レイヤーを
レイヤー>クリッピングフォルダ化
電気の周りの明るい部分以外を暗くザックリと。
※他塗りレイヤーも表示されている状態になっています。

光の色を細分化していきます。
最初はベタ塗り(ボカシ、色混ぜなし)で良いです。
光の印象を合わせていきます。
お手本と印象が近づいたかは目をうすめて見ると分かります。
この段階では、
目をうすめながら、ほぼ目をつむりながら描いてください。
それか絵から遠く離れるor画像を小さくして
全体を見るようにすると良いです。
色はスポイトで抽出して良いです。
模写なので、どんな色が使われているか、確認すると
気付くことがたくさんあります。
普段自分で絵を描くときも
色は何かから抽出すると良いです。
歴史上の絵の上手い人は大理石の色を見て、
そこから抽出して絵を描いていたそうです。
私が絵を教わったときもそう習いました。上手くいくはず!
印象があったら、ぼかしブラシでぼかします。
光の形にそって円を描くように丸く。
地レイヤーで描いている空の部分はこんな感じになりました。
この段階では、他の塗りレイヤーとのバランスもあるので、
だいたい似てるかな?良いです。
※線画レイヤーを全て表示した状態になっています。
他の塗りレイヤーも、地レイヤーと同じような手順で
ざっくり印象をあわせました。
離れてみて、ほぼ同じかな?と
思えたら全体感はこれでOKです。
色塗り(細部)
全体感があったら、次は細部です。
部分的に集中して描いていきます。
こうすると、すぐ横のお手本を見ながら描けるので良いです。


丸い部分を集中して描いた、だいたい似てたらよし。

部分がだいたい似たら、次の部分を描く。
同じように書く部分をお手本からコピーしてきて、となりにおく。

描けたら次の部分へ。
繰り返し。

細かい線画のトレスは、こうやって、細部の位置を確認して描くのに役立つ。

細部を描きこんでいくときに気を付けるのは
全体感を崩してないか常に確認すること。
明るい暗いの雰囲気を壊さず、詰めていけると良いです。

まだ描いてないところありますが、だいたい奥側が完成してきました。
ここまでに6~7時間くらいかかりました。
後は同じ作業で中間、手前部分描いていきます。こう真似して描いてみるだけで、絵を描くコツが分かってくるはず…!


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